【評価:特A】圧倒的なベストバイ
CCA622ENDURO(エンデューロ仕様 / オール2インチ)
RMS・ND適合度:★★★★★+
RMSに深く座り込むと、ドライバーは肩や肘を動かしにくくなります。さらにNDの狭い車内では、腰ベルトを「ギュッ」と手前に引き絞る動作自体が困難になりがちです。
このエンデューロモデルに備わっている「大型のイエロータブ」と「高滑り性アジャスター」は、この問題を完全に解決します。指先をタブに引っ掛けて軽く引くだけでベルトが締まるため、狭く身動きが取れないRMSの車上でも、一瞬で確実なフィッティングが可能です。少々高価ですが、RMSに合わせるなら最もストレスフリーで安全な選択肢です。
【評価:A】基本にして最適解
CCA622UN / CCA622DLPM 等(オール2インチモデル)
RMS・ND適合度:★★★★★
RMSの硬く狭い腰ベルト用スリットにベルトを通す際、2インチ幅(約50mm)であることが絶対的な正義になります。
3インチ幅だとRMSのスリット内でベルトが折れ曲がって摩擦が起き、締め上げる際に強烈な抵抗となってしまいますが、2インチであればスリット内をスルスルと滑るため、アルミ製アジャスターの「引きの軽さ」というSILVER SERIESの恩恵をフルに受けることができます。
【評価:C】推奨しない(装着・操作に難あり)
CCA632DN(肩3/2インチ・腰3インチ)/ CCA633UN(オール3インチ)
RMS・ND適合度:★☆☆☆☆
前回のレビューでは「少し窮屈」と表現しましたが、シートがRMSである場合、腰3インチ(約75mm)モデルは避けるべきです。
前述の通り、RMSのサイドスリット内で3インチベルトがよじれて詰まってしまい、引っ張っても適正なトルクで締め上げることができなくなる(=クラッシュ時に体が動いてしまう)危険性が高まります。また、大型の3インチ用アジャスターがRMSの強固なFRP/カーボンシェルとNDのセンタートンネルの間に挟まり、バックルの装着すら困難になる可能性が高いです。
【総評とRMS装着時のアドバイス】
NDロードスター + RECARO PRO RACER RMS の組み合わせにおいては、「腰ベルトが2インチ幅であること(CCA622番台)」が絶対条件と言ってよいレベルです。
そのうえで、ご予算が許せば「CCA622ENDURO」を強くお勧めします。身動きの取りづらいRMS特有の環境下において、乗降時や締め直しのイライラを劇的に軽減してくれます。
※取り付け時のワンポイント:
RMSは股下(座面下)に6点式用のサブストラップ(股ベルト)を通す穴がしっかり設けられていますが、NDのフロアは薄いため、股ベルトのアイボルト固定には強固な当て板(裏板)の溶接か、信頼できるシートレールに共締めするタイプの専用アンカーバーを使用し、正しい角度(後方20度以内)で引っ張れるようプロショップにご相談されることをお勧めします。